【11月17日 AFP】エジプトのファルーク・ホスニ(Faruq Husni)文化相は15日、南部ルクソール(Luxor)で、スフィンクス計12体が並ぶ小道を発見したと発表した。

 この小道は、第18王朝のファラオ、アメンホテプ3世(Amenhotep III)が建設したカルナック(Karnak)、ルクソール両神殿を南北に結ぶ「スフィンクス参道(Sphinx Alley)」に接続して東西に走り、女神ムト(Mut)の神殿に至っていた。
 
 スフィンクスには、古代エジプト末期王朝のファラオで紀元前362年に没したネクタネボ1世(Nectabo I)の銘が彫られており、大半で頭部が欠落していた。

 古代エジプト人は年に1度、アモン神(Amun)とその妻ムト(Mut)の像を持ってスフィンクス参道を歩き、結婚の儀式を再現していたとされる。 

 この道はのちにローマ人が使用するようになり、プロレマイオス朝のクレオパトラ(Cleopatra)の命で改修されたとされる。(c)AFP

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