【11月8日 AFP】イタリアの世界遺産、ポンペイ(Pompeii)の遺跡で、古代ローマの剣闘士たちが住んでいた建物一棟が全壊した。「剣闘士の家」と呼ばれるこの建物には、戦士たちが自分の手柄や女性関係などについて自慢する落書きが残っていた。

 西暦79年のベスビオ火山の大噴火で壊滅したポンペイは、その後一部が発掘され、かつての栄華をしのばせる世界でも保存状態のよい遺跡として、多数の人びとが訪れる観光地となっている。

 しかし2008年には、遺跡の荒廃が進んでいるとして、イタリア政府が「非常事態宣言」を発令していた。(c)AFP

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