【8月25日 AFP】アルバニアのアポロニア(Apollonia)遺跡で、2世紀ローマ帝国時代の胸像が完全な状態で発掘された。過去50年の同国の考古学史上、もっとも重要な発見だという。仏・アルバニアの合同発掘チームを率いる仏のジャンリュック・ランボレー(Jean-Luc Lamboley)教授が20日、明らかにした。

 胸像は、無名の運動選手の像で、首都ティラナ(Tirana)から約120キロ離れたアポロニア遺跡で見つかった。

 アポロニアはアルバニア国内最大の遺跡で、遺跡の上に近代の町が建設されなかったため、最高の発掘条件に恵まれている。

 合同発掘チームは、アポロニアが紀元前7世紀に建設されたギリシャの植民地から3世紀のローマ帝国の入植地までいかに発展していったかについて研究している。(c)AFP