【7月10日 AFP】エルサレム(Jerusalem)旧市街(Old City)の城壁の修復作業を行っていたイスラエルの考古学者らが、約100年前のオスマン帝国時代の手投げ弾が壁のすき間に隠されているのを発見した。イスラエル考古学庁(Israel Antiquities AuthorityIAA)が7日、声明を発表した。

 手投げ弾には200グラム以上の火薬が詰まっていた。ダマスカス門(Damascus Gate)そばで損傷した岩を交換していた考古学者らが7日までに発見したという。IAA高官は、「この岩は一部が割れていたので、おそらく誰かが手投げ弾を隠す場所に選んだのだろう」と述べた。

 IAAの声明よると、警察の爆発物処理班を呼んで調査を行ったところ、オスマン帝国時代の手投げ弾であることが判明したという。爆発物処理班がこの手投げ弾を取り除いて爆破処理した。

 オスマン帝国は1917年までエルサレムを統治しており、旧市街を取り囲む現在の城壁を建造した。(c)AFP