古代エジプト・ヒクソス王朝の地下都市をレーダーで確認
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【6月21日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)北東部のナイル川下流域の町テルエルダバア(Tal al-Dabaa)付近で、オーストリアの考古学チームが3600年前の古代エジプト・ヒクソス王朝の首都アバリス(Avaris)とみられる地下都市を確認した。エジプト考古最高評議会(Egypt's Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長が20日発表した。
調査チームはレーダーを使って上空から一帯を撮影。道路、家屋、墓などを含む計画的に設計された地下都市を確認した。この他、都市を貫いて流れていたナイル川の支流や2つの島も確認できた。
ヒクソスはエジプト第2中間期(紀元前1664~1569年)に1世紀以上にわたりエジプトを支配したアジア系民族。ヒクソスという呼称は「異国の支配者たち」を意味する古代ギリシャ語に由来し、後に覇権を回復したエジプト人たちはヒクソスの記念碑や記録をすべて破壊してしまった。(c)AFP
調査チームはレーダーを使って上空から一帯を撮影。道路、家屋、墓などを含む計画的に設計された地下都市を確認した。この他、都市を貫いて流れていたナイル川の支流や2つの島も確認できた。
ヒクソスはエジプト第2中間期(紀元前1664~1569年)に1世紀以上にわたりエジプトを支配したアジア系民族。ヒクソスという呼称は「異国の支配者たち」を意味する古代ギリシャ語に由来し、後に覇権を回復したエジプト人たちはヒクソスの記念碑や記録をすべて破壊してしまった。(c)AFP