【6月5日 AFP】米現代芸術家のジェフ・クーンズ（Jeff Koons）が、今月開催のルマン24時間耐久レース（Le Mans 24 Hours）のために手かげた派手なしま模様に塗装した独BMW「M3 GT2」を披露した。BMWからの報酬は慈善事業に寄付するという。

　12～13日に開催されるルマン24時間耐久レースに先がけてパリ（Paris）で行われた会見で、クーンズは「M3 GT2」について、「生きているようにパワーとエネルギーに満ちあふれている」と話した。

　現役芸術家の中で作品が最高価格で取引される1人といわれるクーンズだが、今回の報酬は子どものための慈善活動に寄付するという。クーンズは詳細な価格については言及を避けたが、「（この車が）ルマンで優勝したら寄付額は2倍」と話した。

　有名現代芸術家がルマン用に塗装を手掛けたBMW車としては、クーンズの車は17台目。1975年から、アンディ・ウォーホル（Andy Warhol）、ロイ・リキテンシュタイン（Roy Lichtenstein）、デービッド・ホックニー（David Hockney）らがBMWの塗装を手掛けている。

　この車のデザインについて、ルマンでドライバーを務めるアンディ・プリオール（Andy Priaulx）は、車にエネルギーを感じるし、「気持ちが高まる」と話した。

　クーンズは「大家族なので大きな車が必要」なため、BMWを所有していないという。(c)AFP

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