古代エジプト軍司令官の墓を発掘、生活の様子示すレリーフも
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【5月31日 AFP】エジプト第19王朝(紀元前1320~1200年ごろ)時代の軍司令官の墓が、カイロ(Cairo)南のサッカラ(Saqarra)遺跡の共同墓地で見つかった。エジプト考古最高評議会(Egypt's Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長が30日、AFPに明らかにした。
発見された墓は、軍司令官で王朝書記官と穀物管理官も兼任していたBetah Mesのもの。内部は70メートルにわたって枝分かれし、複数の祈とう室が設けられている。
墓からは神々や故人への貢ぎ物を表現したレリーフ、Mesの家族が大気の守護神アメン(Amen)とその妻ムト(Mut)、息子のコンス(Khonsu)のテーベ三神の偶像を崇拝したり、ナイル川(Nile river)で狩りや漁をする様子を描いたレリーフやなどが発掘された。
ただ、発掘チームによると墓は荒らされており、盗まれた柱はキリスト教時代の教会の建造に流用されたという。Mes夫妻のミイラが眠っているとみられる主室の発掘は、現在も続いているという。(c)AFP
発見された墓は、軍司令官で王朝書記官と穀物管理官も兼任していたBetah Mesのもの。内部は70メートルにわたって枝分かれし、複数の祈とう室が設けられている。
墓からは神々や故人への貢ぎ物を表現したレリーフ、Mesの家族が大気の守護神アメン(Amen)とその妻ムト(Mut)、息子のコンス(Khonsu)のテーベ三神の偶像を崇拝したり、ナイル川(Nile river)で狩りや漁をする様子を描いたレリーフやなどが発掘された。
ただ、発掘チームによると墓は荒らされており、盗まれた柱はキリスト教時代の教会の建造に流用されたという。Mes夫妻のミイラが眠っているとみられる主室の発掘は、現在も続いているという。(c)AFP