ナポレオンの髪の毛?1万3000キロ離れた豪シドニーで発見
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【3月4日 AFP】フランス皇帝に上りつめながら後に失脚しセントヘレナ(St. Helena)島で没したナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)のものと見られる髪の毛が、オーストラリア・シドニー(Sydney)の市庁舎からみつかり、謎を呼んでいる。
学芸員のマーガレット・ベターリッジ(Margaret Betteridge)さんによると、髪の毛は築130年の市庁舎の改修作業中に保管室から見つかったもので、市庁舎の保管室内に長年、誰にも知られないまま放置されていたとみられる。
明るい茶色の毛、一束とともに手紙も添えられていた。手紙は英スコットランドのネッド・トッド(Ned Todd)という男性が書いたもので、1821年にナポレオンの死に立ち会ったウィリアム・クロカット(William Crockat)少佐の親族の女性からナポレオンの髪の毛を譲り受けたと記されている。
この手紙の内容から、ベターリッジさんは髪の毛がナポレオンの物だと確信した。ベターリッジさんは、クロカット少佐はナポレオン死去の様子を描くために死の床に呼ばれ、髪の毛もナポレオンの死後に切り取られたものとみている。
謎を呼んでいるのは、髪の毛がナポレオンが51歳で死去したセントヘレナ島から、どのようにして1万3000キロも離れたシドニーまでたどりついたかということだ。この点については、ベターリッジさんもわからないという。だが、髪の毛がナポレオン本人の物であることに間違いはないとしている。
保管室からは、ナポレオンの髪の毛のほかにも骨董(こっとう)品や珍品が多数みつかっており、ベターリッジさんはこれらを集めた展示会を企画している。(c)AFP
学芸員のマーガレット・ベターリッジ(Margaret Betteridge)さんによると、髪の毛は築130年の市庁舎の改修作業中に保管室から見つかったもので、市庁舎の保管室内に長年、誰にも知られないまま放置されていたとみられる。
明るい茶色の毛、一束とともに手紙も添えられていた。手紙は英スコットランドのネッド・トッド(Ned Todd)という男性が書いたもので、1821年にナポレオンの死に立ち会ったウィリアム・クロカット(William Crockat)少佐の親族の女性からナポレオンの髪の毛を譲り受けたと記されている。
この手紙の内容から、ベターリッジさんは髪の毛がナポレオンの物だと確信した。ベターリッジさんは、クロカット少佐はナポレオン死去の様子を描くために死の床に呼ばれ、髪の毛もナポレオンの死後に切り取られたものとみている。
謎を呼んでいるのは、髪の毛がナポレオンが51歳で死去したセントヘレナ島から、どのようにして1万3000キロも離れたシドニーまでたどりついたかということだ。この点については、ベターリッジさんもわからないという。だが、髪の毛がナポレオン本人の物であることに間違いはないとしている。
保管室からは、ナポレオンの髪の毛のほかにも骨董(こっとう)品や珍品が多数みつかっており、ベターリッジさんはこれらを集めた展示会を企画している。(c)AFP