競馬推理小説のディック・フランシス氏が死去、89歳
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【2月15日 AFP】元騎手の経験を生かした競馬推理小説でベストセラー作家となった英国のディック・フランシス(Dick Francis)氏が死去した。89歳だった。40を超える同氏の小説は23か国語に翻訳され、世界中にファンを持つ。
競馬騎手としても有名で、騎手時代の1948~57年には2305レースに出場し345勝している。故エリザベス皇太后(Queen Mother)専属の騎手だったことでも知られる。
フランシス氏自身は、騎手時代の最も思い出深い出来事として、1956年の障害物競馬の最高峰、英グランド・ナショナル(Grand National)で、勝利を目前にしながら騎乗していたデボン・ロッホ(Devon Loch)号の転倒で勝利を逃した体験をあげている。
このレースから数か月後にフランシス氏は騎手を引退し自伝を執筆。その5年後の1962年に同氏の処女小説が出版され、以降、ほぼ1年に1作のペースで新作を発表するというフランシス氏の目覚しい作家人生がスタートした。
作家としての名声を築いた後も、フランシス氏は謙虚な性格から、多くの友人に愛された。(c)AFP
競馬騎手としても有名で、騎手時代の1948~57年には2305レースに出場し345勝している。故エリザベス皇太后(Queen Mother)専属の騎手だったことでも知られる。
フランシス氏自身は、騎手時代の最も思い出深い出来事として、1956年の障害物競馬の最高峰、英グランド・ナショナル(Grand National)で、勝利を目前にしながら騎乗していたデボン・ロッホ(Devon Loch)号の転倒で勝利を逃した体験をあげている。
このレースから数か月後にフランシス氏は騎手を引退し自伝を執筆。その5年後の1962年に同氏の処女小説が出版され、以降、ほぼ1年に1作のペースで新作を発表するというフランシス氏の目覚しい作家人生がスタートした。
作家としての名声を築いた後も、フランシス氏は謙虚な性格から、多くの友人に愛された。(c)AFP