【2月3日 AFP】スペイン出身の画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が妻を描いた肖像画が英ロンドン(London)で2日、競売大手クリスティーズ(Christie)のオークションに出品され、予想価格の2倍以上の810万5250ポンド(約11億7300万円)で落札された。肖像画は40年以上、公の目に触れていなかった。

 ピカソの2番目の妻ジャクリーヌ(Jacqueline)を描いた肖像画「Tete de Femme (Jacqueline)」(1963年)は1967年以降一般に公開されていなかった。なお、予想最高落札価格は400万ポンド(約5億7900万円)だった。

 ジャクリーヌの首は短かったと言われており、ピカソは首の長さを誇張して描くことが多かったようだ。

 クリスティーズは落札者を明らかにしていない。(c)AFP