【12月18日 AFP】エジプトの地中海沿岸都市アレクサンドリア(Alexandria)の沖合で17日、古代エジプトの女王クレオパトラ(Cleopatra)時代の女神イシスを祭った神殿の石柱の一部が引き揚げられた。

 この石柱は花こう岩製で、重量は9トン。紀元前1世紀にこの地域を統治していたクレオパトラ女王の神殿とされる、海底に沈んだ遺物の付近で発見された。

 アレクサンドリア沖では1998年からギリシャの考古学チームによる海底発掘調査が行われている。エジプトのファルーク・ホスニ(Faruq Hosni)文化相によると、今回の石柱はこれまでの海底発掘作調査で見つかった遺物の中で最も重要な発見物だという。(c)AFP