【10月23日 AFP】明治大学(Meiji University)は22日、漫画やアニメ原画など200万点を収集した「東京国際マンガ図書館(Tokyo International Manga Library)」(仮称)を、都内のキャンパス内に設立すると発表した。2015年初めまでに開館する予定。

 内外の研究者やマニア向けに、漫画本やアニメ原画のほかにもビデオゲームなど、漫画産業に関連した多岐にわたる収集品を展示する。

 マンガ図書館の構想について、明大図書館の担当者はAFPの電話取材に対し、漫画は文化としては軽視されがちで、これまで研究対象とし漫画を保存する施設はなかったと説明し、日本文化の一部としての漫画研究を助けたいと語った。

 明大では、マンガ図書館に先駆けて、漫画評論家、故米沢嘉博(Yoshihiro Yonezawa)氏が収集した蔵書を展示する「米沢嘉博記念図書館(Yoshihiro Yonezawa Memorial Library of Manga and Subculture)」を31日に開館する。展示品のなかには戦前の漫画本もあるという。(c)AFP