【10月10日 AFP】今から563年前の1446年に世宗(セジョン)大王(King Sejong、1397~1450)が独自の文字体系を公布したことを記念する「ハングルの日」の9日、韓国・ソウル(Seoul)の光化門広場(Gwanghwamun Plaza)に同大王の巨大な銅像が登場した。除幕式には李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領も姿を見せた。

 李大統領は除幕式で、当時、一般の人が漢字を使うのは難しいと考えた大王がハングルを創案し、それが朝鮮の識字率を高め、人々に平等な機会を与えることになったと説明した。言語学者らはハングルを称賛し、世宗大王の文官は非常に科学的だったと評価している。

 高さ6.3メートル、重さ20トンの銅像の前には、同時代に発明された水時計、日時計、雨量計、天体観測装置などが並べられた。

 銅像の評判も上々だ。ある米国からの観光客は「銅像は良くできている。まるで大王が『落ち着きなさい。あなたたち国民のための計画がある』と言っているようだ」と語った。(c)AFP