「アンネの日記」永久展示へ、生誕80年を記念
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【6月14日 AFP】『アンネの日記(Diary of Anne Frank)』の著者アンネ・フランク(Anne Frank)がナチス(Nazis)ドイツ占領下のオランダ・アムステルダム(Amsterdam)で家族とともに2年近く暮らした隠れ家で書いていたすべての日記やメモ帳類が、同市にあるアンネ・フランク博物館(Anne Frank museum)で永久展示されることになった。アンネの生誕80年を翌日に控えた11日、ロナルド・プラステルク(Ronald Plasterk)オランダ教育・文化・科学相が記者会見で伝えた。
アンネ・フランク博物館はかつてアンネの一家の隠れ家だった場所にある。プラステルク氏は記者団に「これですべての日記類が元あった場所に戻ることになる」と語った。
永久展示されるのは、日記3冊、短編小説をつづったノート、気に入った言葉を書き留めていたノートなど、アンネ自身が書いたもの。アンネは1944年5月から日記をきわめて破れやすい用紙数百枚に書き直していたが、そのうちの40枚も交代展示されるという。同博物館は展示コーナーを改装し、11月1日から展示する予定。
これらの日記類はアンネの父親オットー・フランク(Otto Frank)氏がオランダ戦争資料館(Netherlands Institute for War Documentation )に寄付したもの。同氏は家族のなかで唯一生き残り、1980年に死去した。
その後、日記類の大半は同資料館の金庫の中に保管され、アンネ・フランク博物館に展示のため時々貸し出されていたが、11日に署名された合意文書により、これらの資料は同資料館から博物館に寄贈された。
アンネは1942年6月12日の13歳の誕生日に日記帳を贈られ、日記を書き始めた。これまでアンネ・フランク博物館に展示されていたのは、3冊ある日記のうち、最初の一冊だけだった。(c)AFP
アンネ・フランク博物館はかつてアンネの一家の隠れ家だった場所にある。プラステルク氏は記者団に「これですべての日記類が元あった場所に戻ることになる」と語った。
永久展示されるのは、日記3冊、短編小説をつづったノート、気に入った言葉を書き留めていたノートなど、アンネ自身が書いたもの。アンネは1944年5月から日記をきわめて破れやすい用紙数百枚に書き直していたが、そのうちの40枚も交代展示されるという。同博物館は展示コーナーを改装し、11月1日から展示する予定。
これらの日記類はアンネの父親オットー・フランク(Otto Frank)氏がオランダ戦争資料館(Netherlands Institute for War Documentation )に寄付したもの。同氏は家族のなかで唯一生き残り、1980年に死去した。
その後、日記類の大半は同資料館の金庫の中に保管され、アンネ・フランク博物館に展示のため時々貸し出されていたが、11日に署名された合意文書により、これらの資料は同資料館から博物館に寄贈された。
アンネは1942年6月12日の13歳の誕生日に日記帳を贈られ、日記を書き始めた。これまでアンネ・フランク博物館に展示されていたのは、3冊ある日記のうち、最初の一冊だけだった。(c)AFP