【4月7日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)と32の機関が共同設立し、米議会図書館(US Library of Congress)が開発した文化資料閲覧ウェブサイト「ワールド・デジタル・ライブラリー(The World Digital Library)」が21日、開設される。

 同サイトでは世界各地の図書館や公文書館にある希少本や地図、写本、映画、写真といった文化的資料を無料閲覧できる。サイトの使用言語はアラビア語、中国語、英語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7言語。コンテンツにはさらに多くの言語による資料も含まれる。
 
 無料コンテンツの提供とネット閲覧のためのデジタル化は、ブラジル、英国、中国、エジプト、フランス、日本、ロシア、サウジアラビア、米国などの図書館や文化機関が行った。

 同サイト開設の提唱者は米議会図書館のジェームズ・ビリングトン(James Billington)氏。同氏は2007年10月にパリで開設された試作版ウェブサイト開設にも参加した。(c)AFP

【関連情報】ワールド・デジタル・ライブラリー(英語)