故サンローラン氏所有の略奪ブロンズ像、仏裁判所が競売を認める判断
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【2月25日 AFP】故イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)氏と、彼の長年のパートナー、ピエール・ベルジェ(Pierre Berge)氏所有の、中国・清朝時代のブロンズ像2体が競売に掛けられることをめぐり、フランス国内に拠点を置く中国系団体が競売中止と中国への像の返還を求め提訴していた問題で、仏裁判所は23日、法的管轄権がないとして訴えを退ける判断を下した。
この2体のブロンズ像は18世紀の清朝時代のもので、150年前に北京(Beijing)郊外にある同時代の遺構、円明園(Old Summer Palace)から英仏連合軍によって略奪された物の一部だという。25日にパリ(Paris)で競売に掛けられることになっている。
この問題をめぐっては、ブロンズ像の所有者のベルジュ氏が20日、仏ラジオに対し、中国が人権を尊重するのであれば返還に応じると発言していた。
これに対し、中国外務省の報道官は24日、記者団に対し、「人権を口実に中国国民の文化的権利を侵害することは、まったくばかげたことだ」と述べベルジュ氏の発言を一蹴(いっしゅう)。あらためてブロンズ像の返還を求めた。(c)AFP
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この問題をめぐっては、ブロンズ像の所有者のベルジュ氏が20日、仏ラジオに対し、中国が人権を尊重するのであれば返還に応じると発言していた。
これに対し、中国外務省の報道官は24日、記者団に対し、「人権を口実に中国国民の文化的権利を侵害することは、まったくばかげたことだ」と述べベルジュ氏の発言を一蹴(いっしゅう)。あらためてブロンズ像の返還を求めた。(c)AFP
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