【12月18日 AFP】英作家A.A.ミルン(A.A. Milne)氏による有名な童話「くまのプーさん(Winnie-the-Pooh)」のサイン入り著書やE・H・シェパード(E・H・Shepard)氏が手掛けた挿し絵の原画などが17日、ロンドン(London)で行われた競売大手サザビーズ(Sotheby's)のオークションに出品され、総落札額が126万ポンド(約1億7000万円)に達した。

 中でも最高値で落札されたのは、くまのプーさんとピグレット(Piglet)が足跡を残しながら並んで歩く後ろ姿を描いた、おなじみの挿絵の原画。予想落札額の2倍以上となる11万5250ポンド(約1600万円)で落札された。

 また、子どもがプーさんのぬいぐるみを引きずりながら階段を上る姿を描いた原画も、予想落札額の2倍近い9万7250ポンド(約1300万円)の値を付けた。

 そのほかでは、1926年に出版された米初版本が3万9650ポンド(約540万円)で落札されている。

 サザビーズの担当者は「今回の結果は、くまのプーさんが世界で愛されていることの証しだ」と語った。(c)AFP