【10月20日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)中心部の23階建て高級マンション建設用地に2000年前の古代ローマの公衆浴場の遺跡が見つかったことから、考古学発掘調査のため工事が中断され、すでに15か月も予定が遅れている。

 ベイルートは現在、高層ビルの建設ラッシュで、古代の歴史をとどめた地区が次々と建設用地に変わっている。だが、建設現場で遺跡が見つかるたびに考古学発掘調査のため工事は中断され、工期の長期化、建設費の増大などの問題が起きている。(c)AFP