【9月19日 AFP】仏西部ナント(Nantes)の市立図書館で保管されていた楽譜が、オーストリアの作曲家モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)の直筆による未発表曲の楽譜だと確認された。同図書館が18日、発表した。

 この楽譜は19世紀の収集家がナント市に寄贈したもの。その存在は以前から知られていたが、この度、モーツァルトの生まれ故郷ザルツブルク(Salzburg)にあるモーツァルテウム財団(Mozarteum Foundation)専門家が鑑定し、本物だと確定した。

 1枚の紙に楽譜が2点書かれており、1点はニ長調のミサ曲、もう1点は楽譜の草稿のようで、判読不能な部分もあるという。

 モーツァルトは1756年にザルツブルクに生まれ、1781年にウィーン(Vienna)に移住。彼の作品の大半は、同地で書かれている。(c)AFP