仏・ローヌ川の川底で世界最古のカエサルの胸像発見か
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【5月15日 AFP】(一部訂正)仏南部アルル(Arles)で、ローヌ(Rhone)川の川底から世界最古と見られる古代ローマのユリウス・カエサル(Julius Caesar)の胸像が発見された。仏文化・通信省が13日、声明で発表した。
アルルは紀元前46年にカエサルが植民地化した町。同省は、はげて年老いたカエサルを描写したその胸像について、「カエサルのものとしては世界最古で、古代ローマ帝国時代に典型の実写的描写となっている」と説明した。
また、同じ場所からは、3世紀初頭のものと見られる海の神ネプチューン(Neptune)の像を含め、ほかに3体の像が発見されている。
今回の発掘調査を指揮した仏考古学者のLuc Long氏は、「胸像はカエサルが暗殺された後、川に捨てられたとみている。なぜなら、当時、カエサルの支持者と見られるのは良いことではなかっただろうから」と語った。
同氏によると、ローマ(Rome)にはカエサルが存命中に作られた彼の像はなく、すべて没後のものだという。(c)AFP
アルルは紀元前46年にカエサルが植民地化した町。同省は、はげて年老いたカエサルを描写したその胸像について、「カエサルのものとしては世界最古で、古代ローマ帝国時代に典型の実写的描写となっている」と説明した。
また、同じ場所からは、3世紀初頭のものと見られる海の神ネプチューン(Neptune)の像を含め、ほかに3体の像が発見されている。
今回の発掘調査を指揮した仏考古学者のLuc Long氏は、「胸像はカエサルが暗殺された後、川に捨てられたとみている。なぜなら、当時、カエサルの支持者と見られるのは良いことではなかっただろうから」と語った。
同氏によると、ローマ(Rome)にはカエサルが存命中に作られた彼の像はなく、すべて没後のものだという。(c)AFP