【3月31日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ(Abu Dhabi)で今週、ラクダ・フェスティバルが開催される。その一環として行われるラクダのビューティーコンテストには、湾岸諸国から1万頭以上が出場する。

 ラクダ・フェスティバルは、湾岸諸国の文化遺産を保護することを目的に4月2日から開催される。その一環として行われるビューティーコンテストには、バーレーン、クウェート、オマーン、サウジアラビアの各国からラクダが参加。入賞したラクダの所有者らには賞金総額950万ドル(約9億5000万円)のほか車が計100台贈られる。

 国営の首長国通信(WAM)は前週、主催者の話として「文化的に恵まれた過去と輝かしく栄える未来とを結ぶことで、UAEの豊富な遺産を保護し次世代に伝えることは、国民が望む最も重要な使命の1つだ」と伝えている。

 7つの首長国からなる原油資源に恵まれたUAEは、世界で初めて人工授精により純血種のラクダを作ったほか、遠隔操作できるロボットをラクダレースの騎手に使うなどの試みを行っている。(c)AFP