運慶作の仏像、NY競売で三越が落札
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【3月19日 AFP】800年前に日本で作られた大日如来像が18日、ニューヨークで開かれた競売会社クリスティーズのオークションで、大手百貨店の三越により1430万ドル(約14億円)で落札された。
150-250万ドル(約1億5000万-2億5000万円)という予想落札額を大幅に上回り、日本の芸術作品としては史上最高額となった。
この大日如来像は、鎌倉時代初期の高名な仏師のひとり、運慶が制作したとみられるもの。着座した状態の仏像で、ヒノキで作られており、高さは66.1センチ。クリスティーズによれば、状態は良好だという。もともとある寺が所有し、のちに個人の収集家の所蔵とされているが、その存在が広く知られるようになったのは、今回の出品者がある古美術商から購入してからだった。
運慶は、当時の芸術家に与えられる最高位「法印」を拝していた仏師。(c)AFP
150-250万ドル(約1億5000万-2億5000万円)という予想落札額を大幅に上回り、日本の芸術作品としては史上最高額となった。
この大日如来像は、鎌倉時代初期の高名な仏師のひとり、運慶が制作したとみられるもの。着座した状態の仏像で、ヒノキで作られており、高さは66.1センチ。クリスティーズによれば、状態は良好だという。もともとある寺が所有し、のちに個人の収集家の所蔵とされているが、その存在が広く知られるようになったのは、今回の出品者がある古美術商から購入してからだった。
運慶は、当時の芸術家に与えられる最高位「法印」を拝していた仏師。(c)AFP