【1月26日 AFP】フランス南西部アングレーム(Angouleme)で開催中の第35回アングレーム国際漫画祭(Angouleme International Comics Festival)で、中国の作品が注目を浴びている。

 会場内に自国の展示スペースを設置した中国からの参加企業らは、約1100万ユーロ(約17億円)に上る契約をまとめ上げた。

 26日は同漫画祭の「中国デー」で、同国の孟暁駟(Meng Xiaosi)文化部副部長が演説を行い、マンガの「普遍性」を強調した。

 中国は日本に対抗し欧州市場への進出に努めているが、日本のマンガと比較して知名度は低く、フランスなど欧州市場でのファンはまだ非常に少ない。

 日本のマンガには古い伝統芸術にまでさかのぼる文化的な背景があるが、中国ではつい最近まで共産主義政権のプロパガンダの道具に過ぎなかった。

 アングレーム国際漫画祭は27日まで開催。(c)AFP