【11月22日 AFP】「2008年の北京五輪(Beijing Olympics)式典アシスタントへの応募資格は、容姿端麗で背の高い女性に限る」と、同五輪組織委員会の趙東鳴(Zhao Dongming)文化活動部長が20日、明らかにした。

 趙氏は、北京五輪の各式典アシスタントの採用を担当。表彰式でのメダル授与アシスタントを380人、開会式など各式典アシスタント180人を、年齢18-25歳の女性の中から選考する。応募基準について同氏は、「若く、美しく、多才な女性を望んでいる」と述べた。

 北京五輪アシスタントの応募基準は、魅力的なプロポーションに加えて、身長も168-178センチ必要だ。これは、中国人女性の平均身長158センチを大きく上回る。

 また、体重に関する規定がないことについて、趙氏は「美しいプロポーションが応募条件になっているので、体重は問題視していない」と話した。

 本大会に先行して行われた19回のプレイベント中に、試験的にアシスタントを務め、すでに高い評価を得ている応募者もいるという。趙氏は「(プレイベントで)良い仕事をしてくれた。本番でも同様な働きをしてくれるはずだ」と期待を寄せている。

 地元紙の報道によると、入れ墨、大きなお尻、派手なイヤリングはタブーだという。採用関係者の説明によると、入れ墨とイヤリングは下品な印象を与える恐れがあり、大きなお尻については目立ちすぎることが、その理由だという。

 容姿に加えた条件として、趙氏は「五輪についての知識を備え、北京五輪に貢献するという意思をしっかり持ってほしい」との注文を付けている。(c)AFP