ハリポタ著者が新作完成、わずか7冊のみの限定制作
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【11月2日 AFP】「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズの著者J・K・ローリング(J.K. Rowling)が同シリーズ終了以来、初となる著書を書き上げた。ローリングが1日、英BBCラジオに語った。
新作のタイトルは「The Tales Of Beedle The Bard」。だが、この本を読むことができるファンはごく少数だろう。わずか7冊しか刷られていないからだ。うち6冊は「ハリー・ポッター」シリーズに関わった人が所有し、残りの1冊は、12月13日にロンドンで行われるサザビーズ(Sotheby's)のオークションに出品される。収益は欧州の子どもたちを支援する慈善団体「The Children's Voice」に寄付される予定。サザビーズは予測落札額を5万ポンド(約1200万円)としている。
7冊とも半透明のベラム紙にローリングが手で書き、イラストをつけたもの。カバーは皮製でシルバーや宝石で飾られている。
「The Tales Of Beedle The Bard」は5つの魔法使いの物語から成っている。この物語は、「ハリー・ポッター」シリーズ最終巻「Harry Potter And The Deathly Hallows(ハリー・ポッターと死の秘宝<仮題>)」の中で、魔法学校のアルバス・ダンブルドア(Albus Dumbledore)校長がポッターの友人であるハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Granger)に残したものだ。物語のうちの1つは最終巻にも登場する。
ローリングはこの本を書くことで、「ハリー・ポッター」が終わったという現実を受け入れられたという。「まるで深い海の底から浮かび上がってくるように、この物語を思いつきました。ハリーやロン(Ron Weasley)やハーマイオニーについてではなく、“あの世界”について書いたんです。内容的にはつながりがあるので、書いていて一種のセラピーになりました。(ハリーたちに)お別れを言う良い方法だと思いました」
「ハリー・ポッター」シリーズを終わらせることは、非常に難しく悲しいことだったが、同時に、違うものを書けるという逆の意味の楽しみもあったと、ローリングは語っている。また、これとは別の児童書も執筆途中で、それが次に出版される本になるという。(c)AFP
新作のタイトルは「The Tales Of Beedle The Bard」。だが、この本を読むことができるファンはごく少数だろう。わずか7冊しか刷られていないからだ。うち6冊は「ハリー・ポッター」シリーズに関わった人が所有し、残りの1冊は、12月13日にロンドンで行われるサザビーズ(Sotheby's)のオークションに出品される。収益は欧州の子どもたちを支援する慈善団体「The Children's Voice」に寄付される予定。サザビーズは予測落札額を5万ポンド(約1200万円)としている。
7冊とも半透明のベラム紙にローリングが手で書き、イラストをつけたもの。カバーは皮製でシルバーや宝石で飾られている。
「The Tales Of Beedle The Bard」は5つの魔法使いの物語から成っている。この物語は、「ハリー・ポッター」シリーズ最終巻「Harry Potter And The Deathly Hallows(ハリー・ポッターと死の秘宝<仮題>)」の中で、魔法学校のアルバス・ダンブルドア(Albus Dumbledore)校長がポッターの友人であるハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Granger)に残したものだ。物語のうちの1つは最終巻にも登場する。
ローリングはこの本を書くことで、「ハリー・ポッター」が終わったという現実を受け入れられたという。「まるで深い海の底から浮かび上がってくるように、この物語を思いつきました。ハリーやロン(Ron Weasley)やハーマイオニーについてではなく、“あの世界”について書いたんです。内容的にはつながりがあるので、書いていて一種のセラピーになりました。(ハリーたちに)お別れを言う良い方法だと思いました」
「ハリー・ポッター」シリーズを終わらせることは、非常に難しく悲しいことだったが、同時に、違うものを書けるという逆の意味の楽しみもあったと、ローリングは語っている。また、これとは別の児童書も執筆途中で、それが次に出版される本になるという。(c)AFP