ノーベル文学賞予想オッズ 人気はフィリップ・ロス氏、村上春樹氏など
このニュースをシェア
【10月11日 AFP】スウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)は現地時間11日午後1時(GMT 1100)に、2007年ノーベル文学賞の受賞者を発表するが、受賞候補者について一切明らかにされていないことから、世界中で様々な推測が飛び交っている。
■予想オッズの一番人気はフィリップ・ロス
英ブックメーカー(賭け屋)のラドブロークス(Ladbrokes)が開設している文学賞受賞者の予想オッズ・サイトでは、米作家フィリップ・ロス(Philip Roth)氏が一番人気。続いて村上春樹(Haruki Murakami)氏、イスラエル人作家アモス・オズ(Amos Oz)氏が名を連ねている。2006年に同サイトで一番人気だったトルコ人作家オルハン・パムク(Orhan Pamuk)氏は、見事に受賞を果たしている。
Nordstedts出版社のStephen Farran-Lee編集者は、ロス氏、米作家のドン・デリーロ(Don DeLillo)氏、シリア人詩人Ali Ahmad Said Asbar氏に賭けたという。
■フランツ・カフカ賞がノーベル賞の指標に?
これまでオーストリア人作家エルフリーデ・イェリネク(Elfriede Jelinek)氏と英脚本家ハロルド・ピンター(Harold Pinter)氏がフランツ・カフカ賞(Franz Kafka Award)を受賞したのちにノーベル賞を受賞していることから、フランツ・カフカ賞がノーベル賞の行方を占う指標になるのではないかと、スウェーデンのダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)紙は、指摘している。これが本当であれば、今年は仏詩人イヴ・ボンヌフォワ(Yves Bonnefoy)氏が受賞することになる。しかし、カフカ賞を受賞しても、ノーベル賞に輝かなかった人物もいる。2001年のロス氏と2006年の村上氏だ。
スウェーデン・アカデミーのHorace Engdahl氏はAFPの取材に対し、「推測が飛び交うのを見るのは楽しい。当たった試しはないから」と語っている。
■候補者としてささやかれる、多数の作家の名前
これまで、ほかにも多くの作家の名前が候補者として挙げられてきた。ペルーのマリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa)氏、メキシコのカルロス・フェンテス(Carlos Fuentes)氏、米国のジョイス・キャロル・オーツ(Joyce Carol Oates)氏などもそうだ。3人とも長い間、受賞するのではないかと言われてきた。
韓国の高銀(Ko Un)氏、イタリアのアントニオ・タブッキ(Antonio Tabucchi)氏、クラウディオ・マグリス(Claudio Magris)氏、米国のトマス・ピンチョン(Thomas Pynchon)氏、アルジェリアのアッシア・ジェバール(Assia Djebar)氏、ハンガリーのPeter Nadas氏、フランスのマリーズ・コンデ(Maryse Conde)氏なども、候補者になっているとの噂がささやかれている。
今年の受賞者には、金の記念メダル、賞状と、賞金1000万クローナ(約1億8000万円)が贈られる。(c)AFP
■予想オッズの一番人気はフィリップ・ロス
英ブックメーカー(賭け屋)のラドブロークス(Ladbrokes)が開設している文学賞受賞者の予想オッズ・サイトでは、米作家フィリップ・ロス(Philip Roth)氏が一番人気。続いて村上春樹(Haruki Murakami)氏、イスラエル人作家アモス・オズ(Amos Oz)氏が名を連ねている。2006年に同サイトで一番人気だったトルコ人作家オルハン・パムク(Orhan Pamuk)氏は、見事に受賞を果たしている。
Nordstedts出版社のStephen Farran-Lee編集者は、ロス氏、米作家のドン・デリーロ(Don DeLillo)氏、シリア人詩人Ali Ahmad Said Asbar氏に賭けたという。
■フランツ・カフカ賞がノーベル賞の指標に?
これまでオーストリア人作家エルフリーデ・イェリネク(Elfriede Jelinek)氏と英脚本家ハロルド・ピンター(Harold Pinter)氏がフランツ・カフカ賞(Franz Kafka Award)を受賞したのちにノーベル賞を受賞していることから、フランツ・カフカ賞がノーベル賞の行方を占う指標になるのではないかと、スウェーデンのダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)紙は、指摘している。これが本当であれば、今年は仏詩人イヴ・ボンヌフォワ(Yves Bonnefoy)氏が受賞することになる。しかし、カフカ賞を受賞しても、ノーベル賞に輝かなかった人物もいる。2001年のロス氏と2006年の村上氏だ。
スウェーデン・アカデミーのHorace Engdahl氏はAFPの取材に対し、「推測が飛び交うのを見るのは楽しい。当たった試しはないから」と語っている。
■候補者としてささやかれる、多数の作家の名前
これまで、ほかにも多くの作家の名前が候補者として挙げられてきた。ペルーのマリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa)氏、メキシコのカルロス・フェンテス(Carlos Fuentes)氏、米国のジョイス・キャロル・オーツ(Joyce Carol Oates)氏などもそうだ。3人とも長い間、受賞するのではないかと言われてきた。
韓国の高銀(Ko Un)氏、イタリアのアントニオ・タブッキ(Antonio Tabucchi)氏、クラウディオ・マグリス(Claudio Magris)氏、米国のトマス・ピンチョン(Thomas Pynchon)氏、アルジェリアのアッシア・ジェバール(Assia Djebar)氏、ハンガリーのPeter Nadas氏、フランスのマリーズ・コンデ(Maryse Conde)氏なども、候補者になっているとの噂がささやかれている。
今年の受賞者には、金の記念メダル、賞状と、賞金1000万クローナ(約1億8000万円)が贈られる。(c)AFP