建築家 坂茂、フランスに「紙の橋」
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【7月31日 AFP】日本人建築家、坂茂(Shigeru Ban)が27日、フランス南部・ガール県のガルドン川(Gardon River)で紙製の橋を披露した。
国連世界遺産に分類される古代ローマの橋、ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)から約800メートルの位置に作られた橋は、重さは7.5トン。長さ11.5cm、厚さ11.9㎜の紙筒281個で構成されている。階段はリサイクル紙とプラスチック。土台には、砂を詰めた木箱が使われている。紙といっても、一度に20人が乗っても平気なほど頑丈な作りだ。
坂のアシスタントマーク・フェランド(Marc Ferrand)は、「1.5トンの水が入った風船を使い耐久性をテストした」と語る。
■「紙は非常に長持ちするもの」
「ローマ時代の石の橋と、紙の橋という非常に面白い対比になっている。紙は非常に長持ちするものなので、永久的に使うことができる。我々は、偏見を捨て去る必要があると思う」と、坂。「橋を建てることは夢の一つだった」と語り、一か月かけてこの橋を建設したフランスと日本の建築を専攻する学生たちに感謝した。紙の橋は、雨期に突入する前に解体される予定。7月30日から、6週間にわたり一般にも公開される。
1957年東京都生まれの坂茂は、日本、トルコ、インドで起こった地震の被災者に向けた仮設住宅、そして1994年のルワンダの難民のために紙製のシェルターを建てたことで有名になった。坂は、フランスのメッス(Metz)に建てられる新ポンピドーセンター(Pompidou Center-Metz)も共同設計。木、スチール、そしてガラスなどの素材を組み合わせた新たな美術館は、2008年にオープン予定だ。(c)AFP
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国連世界遺産に分類される古代ローマの橋、ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)から約800メートルの位置に作られた橋は、重さは7.5トン。長さ11.5cm、厚さ11.9㎜の紙筒281個で構成されている。階段はリサイクル紙とプラスチック。土台には、砂を詰めた木箱が使われている。紙といっても、一度に20人が乗っても平気なほど頑丈な作りだ。
坂のアシスタントマーク・フェランド(Marc Ferrand)は、「1.5トンの水が入った風船を使い耐久性をテストした」と語る。
■「紙は非常に長持ちするもの」
「ローマ時代の石の橋と、紙の橋という非常に面白い対比になっている。紙は非常に長持ちするものなので、永久的に使うことができる。我々は、偏見を捨て去る必要があると思う」と、坂。「橋を建てることは夢の一つだった」と語り、一か月かけてこの橋を建設したフランスと日本の建築を専攻する学生たちに感謝した。紙の橋は、雨期に突入する前に解体される予定。7月30日から、6週間にわたり一般にも公開される。
1957年東京都生まれの坂茂は、日本、トルコ、インドで起こった地震の被災者に向けた仮設住宅、そして1994年のルワンダの難民のために紙製のシェルターを建てたことで有名になった。坂は、フランスのメッス(Metz)に建てられる新ポンピドーセンター(Pompidou Center-Metz)も共同設計。木、スチール、そしてガラスなどの素材を組み合わせた新たな美術館は、2008年にオープン予定だ。(c)AFP
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