【ロンドン/英国 21日 AFP】英議会による毎年恒例のパンケーキ・レース大会が20日行われ、ライバル政党や政治ジャーナリスト、シェフらを抑え、労働党が見事勝利を収めた。

 10回目を迎える同大会に、白のコック帽とエプロンという姿で参加したチームは、国会議事堂の反対側に設けられたコースで、走りながらパンケーキを裏返すことに奮闘した。


 労働党チームのキャプテン、リンゼイ・ホイル(Lindsay Hoyle)議員は大会後、息を切らしながらこう語った「これは何年にも渡る練習と経験による勝利だ。今こそパンケーキレースを五輪種目にする時だと思う。実現した際には、我々が2012年の代表になることもあるかも知れない」。このイベントは脳損傷患者を支援するチャリティ団体、Rehab UKに資金を集う目的で行われた。

 この日は「マルディグラ(Mardi Gras)」や「肥沃な火曜日」などとしても知られる「シュロブ・チューズデー(Shrove Tuesday、告悔の火曜日)」で、キリスト教の四旬節が始まる前日に当たる。四旬節の断食前の宴として様々な催しが行われるのが伝統で、人々はごちそうや道楽を楽しむ。写真はレース前に練習をする参加者たち。(c)AFP/ADRIAN DENNIS