「ドラキュラ城」が約60年ぶりに所有者に返還される - ルーマニア
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【ブラン/ルーマニア 27日 AFP】ニューヨーク在住の建築家ドミニク・フォン・ハプスブルグ氏(Dominic Von Habsburg)が26日、ドラキュラ城として知られる「ブラン城(Bran Castle)」の返還式に出席した。同氏は、17世紀後半から60年以上ルーマニアを支配したハプスブルグ王家の末裔で、イリアナ王女(Princess Ileana)の息子である。共産党政権により没収されていたドラキュラ伝説により国内で最も人気のある観光地である同城は、同政権の崩壊後、政府により同氏に返還されることになった。約2500万ドル(約28億円)の価値が予想される同城は1938年にメアリー女王(Queen Marie)から娘のイリアナ王女に遺贈された後、1948年に共産党員により没収されてから荒廃していた。写真は会見に出席したドミニク・フォン・ハプスブルグ氏。(c)AFP/DANIEL MIHAILESCU