米民間補給機シグナス、1週間遅れでISSにドッキング
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【9月30日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、技術的な問題が発生したために到着が1週間遅れた無人補給機「シグナス(Cygnus)」が29日、軌道上を周回している国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)に無事に停泊したと発表した。
NASAによると、グリニッジ標準時(GMT)の29日午前11時(日本時間29日午後8時)に、ISSの宇宙飛行士らが「米宇宙企業オービタル・サイエンシズ(Orbital Sciences)のシグナス補給機を、ISSのロボットアームで捕捉することに成功した」という。
NASAはウェブサイトで「シグナスは捕捉された後、欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)のルカ・パルミターノ(Luca Parmitano)飛行士とNASAのカレン・ナイバーグ(Karen Nyberg)飛行士が操縦して、ISSの「ハーモニー(Harmony)」モジュールの地球に面している側にあるポートに取り付けられる」と述べている。
シグナスはソフトウエアの問題が発生したため、予定されたISSへの接近に遅れが生じていた。シグナスの製造元、オービタル・サイエンシズは最終的に、同社の言う「データフォーマットの不一致」を修正する方法を見つけ出した。(c)AFP