月の大気を観測、無人探査機打ち上げ NASA
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【9月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は6日、月の軌道上から大気に含まれるちりを観測する月大気・ちり探査機「LADEE(ラディ、Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer)」を米バージニア(Virginia)州のワロップス飛行施設(Wallops Flight Facility)から打ち上げた。
LADEEは現地時間6日午後11時27分(日本時間7日午前12時27分)、米空軍の弾道ミサイルから派生したミノタウロスV(Minotaur V)ロケットで打ち上げられた。NASAの月探査機としてはこの5年間で3基目となる。
人工衛星の製造・打ち上げ企業オービタル・サイエンシズ(Orbital Sciences)の打ち上げマネジャー、ダグ・ボス(Doug Voss)氏はミノタウロスVにとって初の飛行となった今回の打ち上げは「絵に描いたような成功」だったと語った。
ラディは月の上空250キロの軌道に10月6日に入り、約40日間観測を行い、その後、月面から20~60キロまで接近し、さらに科学調査を行う。100日間の調査を終えた後は、月面に落下させられる予定となっている。(c)AFP