インドネシアで「歩くサメ」発見
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【8月31日 AFP】(写真追加)ひれを小さな足のように使って海底を移動する新種のサメが、インドネシア東部の沖合で見つかった。環境保護団体コンサベーション・インターナショナル(Conservation International)が30日、発表した。
同団体の科学者らによると、茶と白色のこのサメはイヌザメの一種で、夜に海底をひれで押しながら進み、餌となる小魚や甲殻類を探す。体長は最大で80センチにしかならず、人間に危害を加えることはないという。ニューギニア(New Guinea)島の西に浮かぶマルク諸島(Maluku Islands)の一つ、ハルマヘラ(Halmahera)島沖で発見された。
イヌザメは「ロングテール・カーペット・シャーク」としても知られており、他の近縁種と比べ小型で、成魚でも体長は約120センチにしかならない。尻尾は非常に長く、体長の大半を占める。インドネシア、オーストラリア、パプアニューギニア周辺の熱帯海域に生息している。(c)AFP