【8月9日 Relaxnews】充電ケーブルが埋め込まれた「電化道路」を走行中にワイヤレスで充電できる公共バスの試験運行が、韓国の亀尾(Gumi)で始まった。

 このシステムを開発した韓国科学技術院(Korea Advanced Institute of Science and TechnologyKAIST)が8日に発表したところによると、試験運行は亀尾市内の総走行距離24キロメートルのバス路線で今後4か月間行われる。

 このバスは公共交通システム「オレブ(OLEVOnline Electric Vehicle)」と呼ばれる電気自動車で、車体下部に受電装置が装着されており、磁気技術を利用して路面下に埋められた装置からワイヤレスで給電できる。

 だが、この技術は決して安価なものではない。オレブ1台で7億ウォン(約6000万円)ものコストを要する。

 電化道路では、充電基地は道路上の10~15%だけに設置すればよいため、大がかりな工事は不要だ。路線バスならば停留所も充電基地とできる。(c)Relaxnews/AFPBB News