地球外知的生命体探査の専門家ネットワーク、英国で設立
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【7月8日 AFP】地球外知的生命体の探査推進を目的とした専門家ネットワークが英国で立ち上がった。英王立天文学会(Royal Astronomical Society、RAS)が5日、エディンバラ(Edinburgh)で開催されたRASの年次会議で発表した。
RASによると、11の研究機関に所属する研究者らで構成されたネットワークは、電波望遠鏡で得たデータを調査し、地球外文明からの信号の検出方法やその解釈について意見の交換を行うという。英国SETI研究ネットワーク(UK SETI Research Network、UKSRN)と名付けられ、英国王立協会(British Royal Society)前会長で王室天文官のマーティン・リーズ(Martin Rees)氏もサポートしている。
米国のSETI研究所(SETI Institute)では、太陽系外からの信号探査を1984年から行っているが、いまだ信号を検出できていない。しかし、新たな惑星の発見や、深宇宙からのバックグラウンドノイズ監視のコスト低下も後押しして、この研究への関心はより大きくなっている。
地球外知的生命体探査に向け、マンチェスター(Manchester)近郊のジョドレルバンク天文台(Jodrell Bank Observatory)にある電波望遠鏡「e-MERLIN」7基が使われる。同天文台のティム・オブライエン(Tim O'Brien)氏は、「これまで、データ調査に必要だった機器は、高価で特殊なものだった。われわれの望遠鏡は、このような観測を当たり前のようにこなす潜在的な性能を持っている」と述べている。(c)AFP
RASによると、11の研究機関に所属する研究者らで構成されたネットワークは、電波望遠鏡で得たデータを調査し、地球外文明からの信号の検出方法やその解釈について意見の交換を行うという。英国SETI研究ネットワーク(UK SETI Research Network、UKSRN)と名付けられ、英国王立協会(British Royal Society)前会長で王室天文官のマーティン・リーズ(Martin Rees)氏もサポートしている。
米国のSETI研究所(SETI Institute)では、太陽系外からの信号探査を1984年から行っているが、いまだ信号を検出できていない。しかし、新たな惑星の発見や、深宇宙からのバックグラウンドノイズ監視のコスト低下も後押しして、この研究への関心はより大きくなっている。
地球外知的生命体探査に向け、マンチェスター(Manchester)近郊のジョドレルバンク天文台(Jodrell Bank Observatory)にある電波望遠鏡「e-MERLIN」7基が使われる。同天文台のティム・オブライエン(Tim O'Brien)氏は、「これまで、データ調査に必要だった機器は、高価で特殊なものだった。われわれの望遠鏡は、このような観測を当たり前のようにこなす潜在的な性能を持っている」と述べている。(c)AFP