冥王星4、5番目の衛星 「ケルベロス」と「ステュクス」と命名
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【7月3日 AFP】国際天文学連合(International Astronomical Union、IAU)は2日、2011年に発見された冥王星の4番目の衛星を「ケルベロス(Kerberos)」、2012年に発見された5番目の衛星を「ステュクス(Styx)」と命名したと発表した。
仏パリ(Paris)に本部を置くIAUによると、2つの衛星はこれまで「P4」と「P5」として知られていたが、衛星を発見した天文学者らが公開投票結果を基に提出したものから新たな名前が選ばれた。
ケルベロスの「Kerberos」は「Cerberus」のギリシャ語つづりで、ギリシャ神話やローマ神話に登場する地下冥界への入り口を守る多頭犬の名前だ。ステュクスは、地下冥界を流れる同じ名前の川を支配する女神の名前だ。
2つの衛星は、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)で発見された。IAUによると「ケルベロスは、ハッブルが2005年に発見したさらに大きな2つの衛星のニクス(Nix)とヒドラ(Hydra)の間にある。ステュクスは、最も内側の軌道を回る最大の衛星カロン(Charon)とニクスの間にある」という。カロンは、1978年に最初に発見された衛星。ケルベロスの直径は推定13~34キロメートル、ステュクスは不規則な形状で直径は推定10~25キロメートルだという。
かつて太陽系の9番目の惑星とされていた冥王星は2006年8月、正式な惑星の座から外され、新分類の「準惑星」とされたが、この決定は今も広く議論の的となっている。直径約2300キロメートルと、大きさは月の約3分の2で、質量は地球の1%に満たない。(c)AFP
仏パリ(Paris)に本部を置くIAUによると、2つの衛星はこれまで「P4」と「P5」として知られていたが、衛星を発見した天文学者らが公開投票結果を基に提出したものから新たな名前が選ばれた。
ケルベロスの「Kerberos」は「Cerberus」のギリシャ語つづりで、ギリシャ神話やローマ神話に登場する地下冥界への入り口を守る多頭犬の名前だ。ステュクスは、地下冥界を流れる同じ名前の川を支配する女神の名前だ。
2つの衛星は、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)で発見された。IAUによると「ケルベロスは、ハッブルが2005年に発見したさらに大きな2つの衛星のニクス(Nix)とヒドラ(Hydra)の間にある。ステュクスは、最も内側の軌道を回る最大の衛星カロン(Charon)とニクスの間にある」という。カロンは、1978年に最初に発見された衛星。ケルベロスの直径は推定13~34キロメートル、ステュクスは不規則な形状で直径は推定10~25キロメートルだという。
かつて太陽系の9番目の惑星とされていた冥王星は2006年8月、正式な惑星の座から外され、新分類の「準惑星」とされたが、この決定は今も広く議論の的となっている。直径約2300キロメートルと、大きさは月の約3分の2で、質量は地球の1%に満たない。(c)AFP