【6月4日 AFP】欧州南天天文台(European Southern ObservatoryESO)は3日、直接観測した太陽系外惑星としては、これまでで最軽量のもの記録したと発表した。チリのアタカマ砂漠(Atacama desert)にあるVLT望遠鏡(Very Large TelescopeVLT)を使って観測した。

 ESOによると、今回発見された惑星「HD 95086b」は、太陽系最大の惑星である木星の約4~5倍の質量を持つ巨大なガス惑星。若い恒星「HD 95086」から地球・太陽間の距離の約56倍離れた軌道を周回している。

 1995年以来、数百もの太陽系外惑星が発見されているが、そのほとんどは、惑星の重力が恒星が発する光や恒星そのものに影響を与えることから、その存在を推定している。

 今回の発見は、英学術誌「Astrophysical JournalLetters」に掲載される。(c)AFP