【5月29日 AFP】(写真追加)宇宙飛行士3人を乗せたロシアのソユーズ(Soyuz)ロケットが日本時間29日午前5時31分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。

 ロシアのフョードル・ユールチキン(Fyodor Yurchikhin)コマンダー、米国のカレン・ナイバーグ(Karen Nyberg)飛行士、イタリアのルカ・パルミターノ(Luca Parmitano)飛行士を乗せたソユーズは、目的地の国際宇宙ステーション(International Space StationISS)を直接目指すわずか6時間の飛行を行い、日本時間29日午前11時16分に到着する予定。これまでは到着まで2日を要していた。

 このような短時間の飛行は宇宙飛行士の体に負担がかかるため、以前はあまり行われなかったが、今年3月に同様の飛行が成功したため、今回も行うこととなった。

 3人の宇宙飛行士はISSに約6か月間滞在する。到着し次第、船外活動や米国の宇宙貨物船のドッキングなど、多忙なスケジュールをこなすことになる。(c)AFP/Kirill KUDRYAVTSEV