ヒトの皮膚細胞からES細胞の作製に成功、世界初 米大学チーム
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【5月17日 AFP】ヒトの皮膚細胞をES細胞(胚性幹細胞)に変化させることに世界で初めて成功したと、米オレゴン健康科学大学(Oregon Health & Science University)の研究チームが15日、米医学誌セル(Cell)に発表した。
この技術を使えば、体内のどんなタイプの細胞にも変化できるES細胞を、胚を使用せずに作り出すことができるとされる。
研究チームは、体細胞核移植(SCNT)法と呼ばれる技術を応用し、遺伝情報を抜き取った卵子に別の人のDNAを注入することで、ES細胞を作り出した。このように作られた細胞は患者自身の遺伝子を使っているため、移植による拒絶反応の心配がないという。
SCNT法はクローン作製に使われる技術だが、研究チームによると、この技術を使ったサルのクローン実験は全て失敗しており、今回の研究によってヒト細胞はサルの細胞より壊れやすいことが分かったため、SCNT法を使いヒトのクローンを作ることは難しいだろうとされている。(c)AFP
この技術を使えば、体内のどんなタイプの細胞にも変化できるES細胞を、胚を使用せずに作り出すことができるとされる。
研究チームは、体細胞核移植(SCNT)法と呼ばれる技術を応用し、遺伝情報を抜き取った卵子に別の人のDNAを注入することで、ES細胞を作り出した。このように作られた細胞は患者自身の遺伝子を使っているため、移植による拒絶反応の心配がないという。
SCNT法はクローン作製に使われる技術だが、研究チームによると、この技術を使ったサルのクローン実験は全て失敗しており、今回の研究によってヒト細胞はサルの細胞より壊れやすいことが分かったため、SCNT法を使いヒトのクローンを作ることは難しいだろうとされている。(c)AFP