南半球最大の翼竜化石、ブラジル・リオの博物館で公開
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【3月23日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にある国立博物館で20日、先史時代に空を飛んでいた巨大翼竜「トロペオグナトゥス(Tropeognathus mesembrinus)」の骨格化石が公開された。
公開された骨格標本は、翼を広げた幅が8.2メートルにもなる個体で、ブラジル北東部にあるアラリペ台地(Chapada do Araripe)で発掘された。模型を披露したリオデジャネイロ連邦大学(Federal University of Rio de Janeiro)の古生物学者アレクサンダー・ケルナー(Alexander Kellner)氏によると、この化石のように頭蓋骨を含むほぼ全ての部位がそろった状態で見つかることは非常にまれで、大きさも南半球で発見されたものの中では最大、全世界では3番目だという。
また、今回見つかった化石は1億1000万年前の地層から発見されたことから、トロペオグナトゥスが従来説よりもかなり早い時代にブラジル北東部の空を飛んでいたことが分かったという。従来説では、7200万~8600万年前の白亜紀末期に生息していたとされていた。
この国立博物館では今年5月、絶滅種に関する国際会議が開かれる予定だ。(c)AFP
公開された骨格標本は、翼を広げた幅が8.2メートルにもなる個体で、ブラジル北東部にあるアラリペ台地(Chapada do Araripe)で発掘された。模型を披露したリオデジャネイロ連邦大学(Federal University of Rio de Janeiro)の古生物学者アレクサンダー・ケルナー(Alexander Kellner)氏によると、この化石のように頭蓋骨を含むほぼ全ての部位がそろった状態で見つかることは非常にまれで、大きさも南半球で発見されたものの中では最大、全世界では3番目だという。
また、今回見つかった化石は1億1000万年前の地層から発見されたことから、トロペオグナトゥスが従来説よりもかなり早い時代にブラジル北東部の空を飛んでいたことが分かったという。従来説では、7200万~8600万年前の白亜紀末期に生息していたとされていた。
この国立博物館では今年5月、絶滅種に関する国際会議が開かれる予定だ。(c)AFP