カムチャツカ半島の火山噴火、溶岩流の衛星画像が公開
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【12月5日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は4日、ロシア極東カムチャツカ(Kamchatka)半島で先週35年ぶりに噴火したプロスキー・トルバチク(Plosky Tolbachik)火山の画像を公開した。
11月27日の噴火では、火山灰が上空3000メートル近くまで立ち昇り、流れ出した溶岩によって付近の研究キャンプ2か所が破壊された。また、ふもとの村では学校が安全のために休校となった。
画像の赤色は草木がある場所、濃い灰色は過去に溶岩が流れた場所、白色は積雪を示しており、NASAの地球観測衛星テラ(Terra)搭載の高性能光学センサー「アスター(ASTER、Advanced Spaceborne Thermal Emission and Reflection Radiometer)」が7月19日に取得した撮影データに基づいている。その上に重ねられた明るい黄色の部分は新しく流れ出た熱い溶岩で、熱赤外カメラで12月3日夜に撮影された。
画像の範囲は横33キロメートル、縦28キロメートル。(c)AFP/NASA/GSFC/METI/ERSDAC/JAROS, and US/Japan ASTER Science Team