【10月25日 AFP】地球が属する天の川銀河(Milky Way)の中心部に輝く約8400万個の恒星を捉えた、これまでで最も高解像の画像を、欧州南天天文台(European Southern ObservatoryESO)が24日、公開した。

 南米チリ北部にあるパラナル観測所(Paranal Observatory)の近赤外線望遠鏡「VISTA」を使って撮影された数千枚の画像を合成したもので、総画素数は90億ピクセル近く。これまで最大とされていた画像の10倍に相当する。

「天の川銀河の中心にある星々を詳しく観測すれば、私たちが住む(天の川)銀河だけでなく、渦状銀河の成り立ちについて全般的に理解を深めることができる」とESOの研究者、ロベルト・サイトー(Roberto Saito)氏は話している。(c)AFP