「火星の石」は地球の火成岩と類似、キュリオシティー分析
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【10月12日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は11日、火星探査車キュリオシティー(Curiosity)が火星で初めて採取した岩石を分析した結果、地球の火成岩と類似していることが分かったと発表した。
ミッションの共同調査担当者で米カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のエドワード・ストルパー(Edward Stolper)氏によると、NASA技術者の名前から「ジェイク・マティアビッチ(Jake Matijevic、通称ジェイク)」と名付けられたこの石の化学成分は、地球の火山帯でみられる火成岩と非常によく似ていた。火星の岩石としては珍しく、造岩鉱物の長石を多く含む一方、マグネシウムや鉄分の含有度は低いという。
NASAの声明によると「ジェイク」と似た化学成分を持つ地球上の岩石の多くは、水分を多く含むマグマが上昇して地殻下のマントルで結晶化したもの。ストルパー氏は「たった1つの火星の石だけでは、地球の火成岩と同じ経過で形成されたものだと判断するのは難しい」と指摘した上で、起源を考察するきっかけにはなると述べた。(c)AFP
ミッションの共同調査担当者で米カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のエドワード・ストルパー(Edward Stolper)氏によると、NASA技術者の名前から「ジェイク・マティアビッチ(Jake Matijevic、通称ジェイク)」と名付けられたこの石の化学成分は、地球の火山帯でみられる火成岩と非常によく似ていた。火星の岩石としては珍しく、造岩鉱物の長石を多く含む一方、マグネシウムや鉄分の含有度は低いという。
NASAの声明によると「ジェイク」と似た化学成分を持つ地球上の岩石の多くは、水分を多く含むマグマが上昇して地殻下のマントルで結晶化したもの。ストルパー氏は「たった1つの火星の石だけでは、地球の火成岩と同じ経過で形成されたものだと判断するのは難しい」と指摘した上で、起源を考察するきっかけにはなると述べた。(c)AFP