【9月27日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は26日、超深宇宙を観測するハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)の探査活動「ハッブル・ウルトラ・ディープフィールド(Hubble Ultra Deep Field)」で撮影された炉座(ろ座、Fornax)周辺天空の画像を公開した。画像は2002、03年のハッブル超宇宙探査、09年のハッブル超宇宙赤外線探査など過去10年間に撮影されたデータを合成したもの。

 画像に写っている範囲は、満月時の月の幅の10分の1以下で、宇宙全天の3000万分の1程度と、範囲は極めて狭い。だが、計500時間を超える長時間露光のおかげで約5500もの銀河が写っており、これまで撮影された画像のなかで最も深遠な宇宙を捉えている。(c)AFP