【8月15日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は14日、火星探査車キュリオシティー(Curiosity)の火星面着陸を捉えた衛星写真を公開した。

 上空からキュリオシティーを下ろした火星探査機マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)の高解像度カメラ「HiRISE」が撮影した画像を基に、キュリオシティーの周囲の色の違いが分かりやすいように色彩強調を施してある。キュリオシティーの周りには、降下ステージの噴射跡が青みがかった色(元画像ではより灰色に近い)ではっきりと写っている。

 キュリオシティーは、この写真にも一部写っているゲール・クレーター(Gale Crater)内に着陸した。クレーター中央にあるシャープ山(Mount Sharp)は写真外、南東方向に位置している(写真上が北)。

 画像は垂直から約30度西に傾いたアングルで撮影された。5日後には、より垂直に近いアングルで見下ろした画像が届く予定で、この2枚でステレオ写真が完成する。この画像の縮尺は1ピクセル当たり約31センチ。(c)AFP