【8月6日 AFP】インドPTI通信(Press Trust of India)が首相関係筋の情報として4日に伝えたところによると、同国は2013年、火星の軌道を周回する探査機の打ち上げを計画しているという。火星の気候や地質および大気の調査を目的とする火星探査計画について、3日午後に閣議決定した。

 インド宇宙研究機関(Indian Space Research OrganisationISRO)による無人探査機の打ち上げは、来年11月に行われる見通しだ。ISRO関係者によると、マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相が主導する閣議で決まった火星探査計画の費用は40億~50億ルピー(約56億~約70億円)に上る。

 火星での生命の可能性について調査する米国の火星探査車キュリオシティー(Curiosity)の6日の火星着陸を目前に、このインドによる計画が明らかになった。インドは米国、ロシア、欧州、日本、中国に次いで、火星に探査機を送る6番目の国となる。(c)AFP