【8月1日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は7月31日、今月6日に予定されている火星探査車キュリオシティー(Curiosity)の火星着陸の様子を米ニューヨーク市(New York City)のタイムズスクエア(Times Square)にある大型スクリーンで放送すると発表した。

 着陸は米東部夏時間6日午前1時31分(日本時間同日午後2時31分)を予定。25億ドル(約2000億円)もの費用を掛けて製造された探査車は自動車ほどの大きさで、微生物がかつて存在した痕跡を探すための地表分析機器が搭載されている。着陸時にはロケットエンジンを装備した降下装置(スカイクレーン)で火星の地表まで降ろされ、無事成功すれば2年間の科学調査ミッションを開始する。

 着陸をリアルタイムに捉えた映像はニューヨークの視聴者を含め誰も見る事はできないが、米カリフォルニア(California)州にあるNASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)で着地成功の信号を待つ職員らの姿がタイムズスクエアの大型スクリーン「東芝ビジョン(Toshiba Vision)」に生中継される。(c)AFP