星条旗はまだ月面に、ただし最初の1本を除く NASA
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【7月31日 AFP】アポロ(Apollo)計画で月に行った宇宙飛行士が月面に立てた米国旗は、1本を除いて今も月面に残っていると米航空宇宙局(NASA)の科学者が明らかにした。
失われた米国旗は、1969年にアポロ11号(Apollo XI)で人類として最初に月に降り立ったニール・アームストロング(Neil Armstrong)船長とエドウィン・オルドリン(Edwin Aldrin)飛行士が立てたもの。
NASAの無人月探査機に搭載された「ルナー・リコネサンス・オービター・カメラ(Lunar Reconnaissance Orbiter Camera、LROC)」で撮影したデータを分析したマーク・ロビンソン(Mark Robinson)主任調査員が執筆し、インターネットで公開された記事に詳細が書かれている。LROCは将来の有人月面飛行の着陸地を調査するため、広角と望遠の2台のカメラを搭載している。
ロビンソン氏は「オルドリン飛行士は、アポロ11号が上昇するときのエンジンの排気で米国旗が吹き飛ばされたと報告していたが、それは正しかったようだ!」「紫外線と温度の条件が厳しい月面で旗が残っていたのは私にはちょっとした驚きだったが、確かに残っていた。米国旗が今どんな状態なのか、それはまた別の問題だ(激しく退色?)」と書いている。
アポロ計画は1969年から1972年にかけて米国の宇宙飛行士を月面に送り込んだ。この間、6本の米国旗が月面に立てられた。(c)AFP