【7月30日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は27日、広域赤外線探査衛星「WISEWide-field Infrared Survey Explorer)」が捉えた「炎星雲(Flame Nebula)」の画像を公開した。

 冬の北半球の夜空でよく見えるオリオン座の東端に位置する炎星雲は、多くの新しい星が生まれるガスとちりの集まり。

 画像の中心部には炎星雲のほか、「馬頭星雲(Horsehead Nebula)」や「NGC 2023」という2つの星雲が存在する。炎星雲は画像で一番明るく大きい星雲だ。

 炎星雲を内側から照らしているのは太陽の20倍の質量がある恒星で、本来はオリオン座のベルトにある3つ星と同じくらい明るく見えるはずだが、ちりで覆われているため明るさが40億分の1に減っている。(c)AFP