【6月25日 AFP】火星のニリ・フォッシー(Nili Fossae)と呼ばれるエリアのそばにある、衝突クレーターによるエジェクタ(クレーター孔から飛び出して堆積した物質)の一部をとらえた画像。今年3月に撮影された画像の色彩を強調したもので、米航空宇宙局(NASA)が22日、公開した。

 画像はNASAの火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance OrbiterMRO)」の高解像度カメラ「HiRISE」が撮影したもので、太古の岩盤がむき出しになっている様子をしっかりととらえている。

 この地域はもとから多様な岩石で構成されていたが、衝突によりそれらが混ざり合い、写真に見られるような色彩模様となった。各色がそれぞれ岩石の種類を示している。(c)AFP