アルマ望遠鏡によるケンタウルス座Aの最新画像、ESOが公開
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【6月4日 AFP】欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は前月29日、楕円形の巨大電波銀河「ケンタウルス座A(Centaurus A)」の最新画像を公開した。
この画像は、南米チリのラ・シーヤ天文台(La Silla Observatory)にあるESOの新技術望遠鏡(New Technology Telescope、NTT)に取り付けられた装置「SOFI」が撮影した近赤外線画像に、電波望遠鏡アルマ(ALMA)による、これまでで最も鮮明かつ高感度の観測データを重ねて作成されたもの。
画像は緑・黄・オレンジで表示されており、銀河内のガス雲の位置とその動きを示している。
この観測でアルマは、一酸化炭素(CO)ガスの分子が出す波長約1.3ミリの電波を観測。ケンタウルス座Aでは、COガスの動きによりドップラー効果が発生して波長にわずかなずれが生じる。画像ではそのずれを色の違いで表している。
緑色は地球側に向かって動くガスを、オレンジは遠ざかるガスの存在を示している。左側は地球に近づき、右側は遠ざかっていることから、このガス雲が銀河の中心を周回していることが分かる。(c)AFP
【関連記事】ケンタウルス座Aの鮮明な画像を公開、ESO
この画像は、南米チリのラ・シーヤ天文台(La Silla Observatory)にあるESOの新技術望遠鏡(New Technology Telescope、NTT)に取り付けられた装置「SOFI」が撮影した近赤外線画像に、電波望遠鏡アルマ(ALMA)による、これまでで最も鮮明かつ高感度の観測データを重ねて作成されたもの。
画像は緑・黄・オレンジで表示されており、銀河内のガス雲の位置とその動きを示している。
この観測でアルマは、一酸化炭素(CO)ガスの分子が出す波長約1.3ミリの電波を観測。ケンタウルス座Aでは、COガスの動きによりドップラー効果が発生して波長にわずかなずれが生じる。画像ではそのずれを色の違いで表している。
緑色は地球側に向かって動くガスを、オレンジは遠ざかるガスの存在を示している。左側は地球に近づき、右側は遠ざかっていることから、このガス雲が銀河の中心を周回していることが分かる。(c)AFP
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